高速鉄道の幕を開けたこだまの存在

こだまの登場

「こだま」が登場するのは、1958年のことです。昭和33年ですので、ようやく戦争の傷跡から脱しようとしてきた時期でしょう。やっと東海道本線が全線電化できた時期です。これから高度成長化していく足音がようやく聞こえてきたころといってもいいでしょう。当時、東京と博多をつなぐことになったのちのブルートレインである寝台特急「あさかぜ」が登場したころです。

東京から大阪間は「つばめ」がありましたが、機関車がけん引している特急だったのです。この時代には、まだまだ高速鉄道の影も形もありませんでした。非電化地域もあったため、長距離を走らすためには機関車が必要だったといえます。これでは高速鉄道には程遠い存在だったといえるでしょう。

やっと1956年に全線電化して機関車の交換が必要なくなり、7時間30分で走れるようになったのです。新幹線が2時間30分で走ることになるのですから、大きな違いといえるでしょう。これが限界だったのです。

「こだま」はそんな時に誕生していきます。「つばめ」に対して、6時間50分で走ることができるようになったのですから、驚くほどの短縮です。ビジネスとしても大きな変革を与えるような鉄道となっていきますが、この効果の高さが、のちの高速鉄道の必要性につながっていくのは間違いありません。


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