高速鉄道の幕を開けたこだまの存在

高速鉄道とこだま

日本には、さまざまな鉄道路線が存在します。国土が細長いこともあり、素早く移動するためには、高速な鉄道路線が必要となっていきました。通常の路線では、カバーしきれないほどの細長い距離があるからです。そこで生まれてきたのが、世界で最初となる高速鉄道の新幹線でした。200km以上の速度で運行できる新幹線は、世界の高速鉄道の幕開けを意味したともいえるのです。

新幹線が多く注目されますが、実はもっと以前に日本を支えていた鉄道路線がいくつも存在しています。そのひとつに挙げられるのが、こだまでしょう。新幹線以前の歴史になってきますが、それまでの歴史をひっくり返すような性能を持って登場してくるのです。もちろん、高速鉄道としての新幹線のような性能は持っていませんでした。

しかし、このこだまは電車特急として生まれてくるのです。今では新幹線の名前としてこだまが有名になっていますが、電車特急こだまは、日本のビジネスを支えるために、長距離列車として誕生していくのです。機関車が長距離の主流だったことを考えると、高速鉄道の必要性を世界に知らしめたのは、このこだまであったともいえるでしょう。

新幹線の登場とともに、その役目を果たし廃止になっていくことになります。それでも、新幹線の名前として残されていくことになるのですから、いかに大切な路線であったのかがわかるはずです。日本初の電車特急だったこだまは戦争の爪痕が残る中で生まれたことを考えても、歴史の一部として知っておくべき部分といえるでしょう。